自分が使いたいと思えるサービスを作ろう――ドッグフーディングの考え方

はじめましての人ははじめまして。そうでないひとはお久しぶりです。猫ロキP(@deflis/id:deflis55)です。

今日は『ドッグフーディング*1』についてのお話です。 Wikipediaにも載っているIT業界の人は結構知っている有名な格言(?)なのですが、意外と出版業界のような他の分野の人は知らないことが多いのでここで紹介してみたいと思います。

ドッグフーディングとは、簡単に言えば自分で作ったものは自分で食べてみよう(使ってみよう)ということです。 これは「自分が使いたいと思えるようなサービスでなければ他人に使ってもらうことは難しい」という考えから「自分が作ったものは自分で使おう」の流れになったと言われています。

これらの考え方は、ソフトウェアやWebサービスだけでなく、これは例えば出版物でも言える話でしょう。 自分たちが作った書籍や雑誌、Web記事をちゃんと自分たちで咀嚼してみて、ちゃんと消費者に寄り添った製品を作れているかを考えてみるのは非常に大事なのではないかと思います。

普段はIT系の技術の話ばかり書いていますが、IT業界のいい話を他の業界でも広げたいなと思って今回は書いてみました。


本日の一冊のコーナー!

出版物の話をせっかく書いたので、ひさびさにオススメの一冊を紹介したいと思います。

「推しにささげるダンジョングルメ」は第8回カクヨムWeb小説コンテストの現代ファンタジー部門特別賞を受賞した作品です。

最強探索者の主人公が、推しのVTuberダンジョン飯を食わせたいので、それならいっそVTuberになってしまえとなってしまった話です。

時折出てくるゲストのVTuberは、モデルになった人が透けて見えるけどオリジナリティもあり、何か軽快なトークYouTube番組を見ている気分になります。 (ゲストのモデルになった人はとくに○じ○んじの人が多い印象ですが、他の事務所や個人勢からもいろいろあります) そういうのもあって、いままで出ているVTuberもののなかでは、ある意味では一番現実のVTuberの話に近いのかなと思います。

自分で取ってきたダンジョン食材を自分で食う配信はまさにドッグフーディング…なのかな??? 不安になってきましたが、とにかくVTuberが好きならオススメです。