○○の帽子を被るって表現が好き

はてなの社内用語というか自分の今いるチームだけかもしれないですが、最近社内で「エンジニアの帽子を被る」「マネージャーの帽子を被る」という表現をよく聞くようになりました。

人間誰しもポジショントークをすることがあると思うんですけど、自分の複数あるポジションでそれぞれ対立するトークをしたい時があると思います。 そんなときにこの「〇〇の帽子を被る」は便利です。

最初の例だと、エンジニア兼マネージャーみたいな人が「マネージャーの身としては嬉しいんだけど、エンジニアの身としては嬉しくない」っていうのを「マネージャーの帽子を被ったときは嬉しいけど、エンジニアの帽子を被ったときはうれしくない」と表現する感じです。

これ、他のことにも応用できると思っていて、ユーザー目線と開発者目線みたいなのが必要なときに役に立つと思うのです。

「ユーザーの帽子を被るとめっちゃほしいんだけど、開発者のl帽子を被るとめっちゃ面倒だからすぐはできない」みたいなことは往々にしてありがち。 でも、それぞれの帽子被って見える目線を戦わせれば、落とし所みたいなところが見つかると思うのです。 消費者の目線と作り手の目線ってどっちも大切なので、どちらも忘れないようにしていきたいものです。

まぁそんな感じで複数のポジションを表現する面白い方法を知ったので活用していきたいなって思ってる次第です。


【4/20 13:40追記】

あとでブコメとかで指摘されたんだけど、割と一般的な英語イディオムの wearing several hats をそのまま直訳で日本語で使っているということらしい。

これらの本で使われてる表現だそうです。